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REDSPRESS EYES|企画『選手バスに乗って浦和駒場スタジアムへ行こう!』の全貌|レッズプレス!!

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企画『選手バスに乗って浦和駒場スタジアムへ行こう!』の全貌

(有賀久子)



企画『選手バスに乗って浦和駒場スタジアムへ行こう!』の全貌



手作り感のある、温かい気持ちになる「さいたま市民の日」だった。

2021年、さいたま市誕生から20周年を機に、浦和・大宮・与野の旧3市が合併し、新市政・さいたま市が誕生した『5月1日』が『さいたま市民の日』として制定された。この日は、市立の小学校・中学校・中等教育学校・高等学校・特別支援学校は休みになり、市公共施設の使用料などが無料になる、特別な1日だ。



浦和レッズは、企画『選手バスに乗って浦和駒場スタジアムへ行こう!』を実施した。

企画の内容はこうだ。

三菱重工浦和レッズレディースの選手が乗っている選手バスで、さいたま市役所から浦和駒場スタジアムへ向かい、スタジアムでは、レッズレディース選手がお出迎え。その後、選手と一緒に、WEリーグの試合当日と同じ流れでスタジアムを巡り、ピッチへ入場。ウォーミングアップからミニゲームを行い、最後は、再びバスに乗りこみ、選手が見送る中、さいたま市役所に戻る、というスケジュール。子供たちだけで参加するツアーだ。

募集対象・人数は、REX CLUB会員(本人もしくは保護者)の小学生4年生から6年生までの30名に対して、166名の応募があったそうだ。残念ながら当日の体調不良などで欠席者があり、実際は23名の子供たちが参加した。

14時にさいたま市役所を出発したバスは、10分過ぎ、浦和駒場スタジアムに到着。降車した子供たちを待っていたのは、キャプテンの柴田華絵と技巧派・栗島朱里。ハイタッチで出迎えた。

ここからは、2012シーズンまで浦和レッズレディースでプレーし、現在はスタッフとして携わる、元なでしこジャパン・柳田美幸さんが、選手と共に案内役を務める。



到着したその足で、ロッカールームに向かう。手前には、トレーナーがテーピングなどをセットし、処置する部屋がある。ロッカールームには、選手のユニフォームがセットされていた。柴田は出入り口に近い場所が、栗島はホワイトボードの近く、そしてGK池田咲紀子の隣が定位置だという。パネルで、猶本光、塩越柚歩も登場した。ロッカールームの音楽担当は、石川璃音だそうだ。
準備を終えると、ウォームアップスペースへ。グラウンドでのウォーミングアップ前に、ここでストレッチや少し走ったり、身体を動かし、温める。長く取材しているが、このスペースに入ったのは、初めてかもしれない。ビジターチーム側は少々狭く、ホームの利をこうした点で感じられた。
さぁ、選手入場の時間だ。まず、ウォーミングアップで、選手たちはファン・サポーターの前に登場する。ここでホームタウン担当の粋な計らいで、試合さながらのBGMが流れた。整列し、スタンドへ一礼。



インステップでリフティングするなど、アップメニューを体験し、お待ちかねのミニゲームのスタートだ。ミニゲームとはいえ、フルピッチが開放された。柴田チーム、栗島チームに分かれ、チームで集合写真を撮り、円陣を組み、栗島チームボールでキックオフ。途中、ボールが増やされ、子供たちは、天然芝のピッチの上で思いきり走り、思いきりボールを蹴って、楽しんだ。試合が終われば、取材対応が始まる。



続いて、記者会見場で柴田、栗島をインタビュー。挙手制で、名乗って質問を伝える。「サッカーを始めた年齢は?」「キッカケは?」「印象に残る試合は?」「一番頼りにしている選手は?」「子供の頃の夢は?」など、サッカーにまつわる質問が続く中、「試合終わりに、いつも行っているお店はありますか?」という質問には、2人とも驚き顔。栗島は「お母さんから聞いてきて、って言われた?」と鋭く指摘し、大笑い。柴田は「家でご飯を食べるのが好きなので、自分でご飯を作って食べています」と答えた。

ピッチに続き、バスの前でも記念撮影。最後にサプライズで、バスに乗りこむ直前にサイン対応。1人1人と交流し、柴田も栗島も笑顔が絶えなかった。

大人のスタッフたちが、WEリーグの三菱重工浦和レッズレディースの試合当日を再現しようと細かい点まで再現し、子供たちはスムーズにその動線を体感した。柳田さんも選手も、全力で臨み、子供たちと一緒にサッカーを楽しんだ。参加者の中には、ハートフルクラブで着用する、自身のシャツで参加した子供もいて、『さいたま市民の日』らしく、『サッカーのまち・浦和』を感じられる時間となった。

レッズレディースは5月4日(祝・日)、この浦和駒場スタジアムで、2024-25 SOMPO WEリーグ第20節・アルビレックス新潟レディース戦に挑む。14時キックオフ。是非とも、逆転優勝にむけて勝ち続けるレッズレディースの後押しを、浦和駒場スタジアムで直接、お願いしたい。
『三菱重工プレゼンツ 来場者プレゼント』を実施。先着7,000名にサコッシュをプレゼント。また、オフィシャルフォトグラファーの近藤篤さんによる写真展やスタジアム限定で遠藤優、璃音、伊藤美紀、柴田、塩越の5選手のオリジナルグラフィックフォトTシャツが販売される。シャーレくん、ディアラちゃんも来場予定だ。

柴田は「子供たちの反応が良かったので、楽しかったです。(4日の試合では)あんなに走って凄いなと思ってくれると思うので、その期待に応えられるように、もちろん、試合は勝ちに行きますし、(その姿を)観てもらいたい」と話し、栗島は「このような機会があったのは楽しかった。直接会った選手が、実際にピッチで活躍していたら、刺激になると思うので、頑張って走って、試合に勝ちます!」と力強い言葉を残した。


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