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REDSPRESS EYES|サポーターは何を感じたか その4〜コロナ禍、初の観客有開催を終えて|レッズプレス!!

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サポーターは何を感じたか その4〜コロナ禍、初の観客有開催を終えて

今回は無観客のあと、はじめての有観客試合となった鹿島戦を観戦した浦和サポーターに、感想や今後への思いを聞きました。


7月12日(日)、ファン・サポーターが戻ったホーム埼玉スタジアム2〇〇2。そして今夜22日(水)、初めての平日のナイトゲームを迎える。前回見えた問題点を修正できるか。埼スタの戦いに注目する者は多いだろう。

『REDSPRESS EYES』では埼スタを訪れた方から観戦記を寄稿頂いている。

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2013年から埼玉スタジアム内にお店を出店させて頂いてから、毎試合、埼玉スタジアムには行っていましたが、浦和レッズ戦を、レプリカを着て観戦するのは何年振りでしょうか。

いつものように、正面入り口から南広場、北広場とスタジアムを1周してみました。本当に、今日、試合が行われるのだろうか?今まで感じたことのない雰囲気でした。

レッズ戦ではないJ2やJ3の試合を何度か観戦しましたが、まさに、そんな雰囲気でした。

指定された入り口からスタジアム内に入ると、やはり何かが違います。しかし、コンコースでは、何人も顔見知りの面々が、やっとこの日が来たと、皆、嬉しそうに声をかけあい、久しぶりの再開に笑顔が溢れていました。私もそうですが、当たり前のように、日常生活にスタジアムがあって、そこに行けば、同じ想いの誰かに会える。それが生きがいであったり、よりどころであったり、なくてはならないものであったりします。

スタンドに入ると、メインやバックやアッパーの座席には、赤や白や黒のシートがひと席、ひと席にかけてあり、スタッフの皆様がどんな想いで作業をしてくれたかと思うと感慨深く、また緑の綺麗なピッチを見ると、グッとくるものがありました。

いつものようにたくさんのサポーターやファンの方たちが溢れるゴール裏ではなく、それでもこの日を待ち望んだ人々が試合開始前の高揚するあの雰囲気は同じでした。

試合が始まり、太鼓もコールもない試合は、最初は違和感がありましたが、選手たちやコーチ、監督の声が聞こえて、ボールを蹴る時の音が響き、緊張感があふれました。自然と自分も試合に集中していました。

良いプレーには拍手が起こり、時には声も出てしまう時もあり、周りを見渡すと、大半はピッチを真剣に見ていました。時にはゴール裏ばかり見ていたり、スマホをいじっていたり、マンガを見ていたり、そんな人も、これまたいつも通りでした。

ただ、浦和レッズのゴールが決まると、自然に立ち上がり、歓声と拍手にあふれました。

今、この瞬間を、この場所にいれることに、ただ感謝するだけでした。

今は新型コロナウイルスの影響で、このようなルールでしか試合ができませんが、普段もいろいろな事情でスタジアムに来られないたくさんのレッズファンやサポーターがたくさんいます。当たり前のように、埼玉スタジアムが人であふれ、割れんばかりの歓声とコールが響き渡る。それだけでなく、テレビの前や、試合結果も分からず、心の中で気にかけて応援している人々が、子供からお年寄りまで本当にたくさんいるのだと改めて感じることができました。

私は、よく浦和レッズのおかげで、たくさんの人に出会えることができたと聞くことがあります。私は浦和に生まれ育ち、およそ半世紀も商売をさせて頂いていますが、我が街に浦和レッズができたおかげで、たくさんの人に出会えました。本当に感謝です。

1日も早く、安心して普段通りの生活ができるように、出来ることをしっかりと守って生活する事が大切だと自ら実践していこうと思います。サッカーもルールがあるように、反則でカード出されて退場なんてしたら台無しですからね。

(埼スタより 越智田晃:カフェ砂時計オーナー)


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