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REDSPRESS EYES|よしもとサッカー好き芸人座談会〜その2|レッズプレス!!

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よしもとサッカー好き芸人座談会〜その2

今回は、【よしもとサッカー好き芸人座談会】として、よしもとサッカー好き芸人が集い、それぞれの好きなチーム、Jリーグについて語り合っていただきました。




2019J1リーグ開幕!川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、そして、浦和レッズ。それぞれの開幕戦を迎えた。試合を中心とした日々、これほど幸せなことはあるのか。1人でも多くの方に、スタジアムでサッカーを楽しんでもらいたい

クラブユニフォームに袖を通し、スタンドから選手と共に勝利を目指し、戦うサポーターは、スタジアムを離れれば、同じサッカー好き同士だ!ということで、『レッズプレス!!』ではJリーグを応援し、盛り上げる「よしもとサッカー好き芸人」に集まって頂き、座談会を開催。

ここでサッカー観戦を楽しむポイントが分かる。

ユニフォームがなくても良い。小物でも、洋服の一部分でも、それぞれのチームカラーが入る持ち物を手にするだけで、気持ちが高まるのだ。

きょん(ラフレクラン)さんは浦和レッズサポーター。埼玉県草加市出身。



あいすけさんは湘南ベルマーレサポーター。地元・平塚で、家族の影響もあり、子供の頃からベルマーレ愛を抱く。自身は柔道家。



フロンターレおばちゃん(麻川幸)。三重県松阪市出身。旦那のことよりも、川崎フロンターレが好き。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ「スカイサーキット」小阪浩己さんは、友達。

(取材場所:渋谷)
RP:「第1回 よしもとサッカー好き芸人座談会」。2018タイトルホルダーの3クラブを応援するサポーターの皆さんにお集まり頂いています。サッカーをスタジアムで観戦したことがない方にむけて、それぞれのクラブの魅力を教えて頂けますか?

ゼロックスでまず1冠!フロンターレの魅力は?



(勝者の証 ゴールドのJマーク)

フロンターレおばちゃん(友達はスカイサーキット小阪 以下:F):フロンターレは、パスワークがしっかりとした圧倒的なポゼッションサッカー。攻撃に注目が集まるけれど、まず、守備が素晴らしい。たとえば、うちの前線でボールを取られても、すぐにそこからボールを取り返そうとする。その“攻守の切り替え”のスピードがあるので、再び前線に近い位置でボールを奪い返すことができて、チャンスが広がり、ゴールにつながり安い。それをスタジアムで観ていると、とてもスピーディーだし、とにかく気持ちが良い。

RP:この選手を観ると面白いよ!というのは?
F:背番号14の中村憲剛(なかむら・けんご)選手ですね。そこを通すか!というパスを出すし、味方の選手も、ボールが出てくることを信じて、ちゃんと走り出している。実際には、その期待を上回る正確なパスが出てくるので、是非、このパスサッカーを一度、観に来て頂きたい。
あいすけ(以下:A):本当によくパスが通るんだよね、フロンターレは。
ラフレクランきょん(以下:K):お笑いコンビ・スカイサーキットの小阪くんと何回かフロンターレの試合を観戦したことがあるけれど、客観的に観ても、今のフロンターレのサッカーは楽しい。
A:みんなでゴールにつなげようとしているし、つながるからね。
F:でしょ。私がフロンターレを好きだからかもしれないけれど、そのパスサッカーに嫌味がないのよね。
一同:アハハハハ
K:なんだろう。すごくよく分かる。
F:嫌味がない。
K:ゴメンね、何か、嫌味があって。
A:アハハハハ!

F:ずっとシルバーコレクターと言われながら、2017年の初めてのリーグ優勝の時には、正直、応援はしているけれども、最後まで不安はありました。そこを突破したのでね。また去年は、中盤までサンフレチェ広島さんが圧倒的に強かった中で、諦めずに少しずつ勝ち点をを積み重ねた結果が答えを出しましたからね。3連覇にむけて、大きな自信ですよ。本当、人の縁と一緒やわ。積み重ね、積み重ねが大事。

A:アハッ!急に、おばちゃんだなあ。
K:おばちゃんには、良い縁があるのですか?……そもそも、既婚者ですか?
F:私は一応、既婚者やで。
K:旦那さまがいらっしゃるのですね。旦那さまは、サッカーはお好きなのですか?
F:旦那はサッカーより、パチンコが好き。
K:お子さんはいらっしゃるのですか?
F:うん、もう高校生。
K:サッカーをやられているのですか?
F:いや、卓球やな。
A:卓球!?
F:サッカーはコートが広いけれど、卓球は狭いから。サッカーは疲れるかな?と思って……(だんだんと小さな声に)ケホッ!まあ、クラブの魅力はパスサッカー!そこを是非、観てもらいたいですね。
A:全員がボールを触って、ゲームを組み立てている印象だしね。

やっぱり、サポーターでしょ!

RP:浦和レッズはどうですか?今年はリーグ優勝&ACL優勝が目標です。

K:オズワルド オリヴェイラ監督になり、カウンター攻撃とパスサッカーの両方ができるようになった印象です。そこが1つ、今後の魅力だなと思うのと、今回がまだ、埼スタに足を運んだことがない方であるとすれば、やっぱり浦和レッズの魅力はサポーターです。サポーターの団結力に初めて触れた時の感動や「今、選手の背中を押してくれているなあ」と感じられる応援の声、選手自身も、時には両手を振ってサポーターの声を促したりして。いろいろとあったけれど、サポーターが浦和レッズの魅力だと言いたい。サポーターにサポーターを呼ぶ力があると思うんです!
A:そうそう!きょんと一緒にね、2017年のACL決勝のチケットを買って行かせてもらった時にも、一緒に飛んだり、声を出したり、その一体感がすごかった。寒い夜だったのに、身体はめちゃくちゃ熱くなるし、いやあ、良い疲れを感じた1日でしたわ。
F:たしかに声は大きいな。フロンターレのホームスタジアムである等々力陸上競技場に浦和レッズを迎える時には、さすがに声の迫力に圧倒される。
K:そこは初めて観戦される方は最初驚くかもしれませんが、それが興味に変わると思うのです。あとは、サポーター1人1人が掲げるコレオグラフィーを初めて観た時の衝撃は半端ない。
A:私、素晴らしいアイディアだなと思ったのは、去年の天皇杯の準決勝で、サポーターの方々がカシマスタジアムでビブス?みたいなのを着て、応援していたじゃないですか。試合中にも、スタンドには赤・白・黒のストライプが見られて。これは頭が良いなあと思いましたね。90分間、手拍子などの応援もできるし、試合も見ることができるし、ゴール裏の演出もできるしで。
F:アイディアを出す時間や準備には相当の時間がかかるしな。
K:最初は観るだけになっても、2度目に観に来てくれた時には一緒に体験してもらいたい。

湘南の魅力、柔道に例えると?!

A:湘南ベルマーレの魅力は、ハードワーク。とにかく走るのですよ。サガン鳥栖も、キャンプや練習でめちゃくちゃ走ると聞いたことがあるのですが、湘南はどこにも負けていないと思いますよ。スプリント回数も多いし。走って、守っての全員サッカーは、とにかく観ていて楽しい。ちょっと、ここで、私の得意な柔道で例えますと。
F:おっ!柔道芸人!


A:柔道にもいるのですよ、一本で勝つか、負けるかの選手。それは、自分から仕掛けて1本勝ちするか、自分から仕掛けて返されて1本負けするか。そういうチームだと思っているのですよ、我が湘南は。どこを相手にしても受け身になるのではなく、仕掛ける。生きるか、死ぬか。川崎フロンターレさんも観ていて飽きないサッカーだけれど、うちはプラスしてガムシャラさがあって、惹かれますね。

F:たしか、円陣を組んだあと、一気にパアッと散っていたような。

A:そうそう。それを湘南ベルマーレは昔からやっています。なので時々、湘南から他のチームへ移籍すると、円陣が解かれた瞬間にパッと走り出してしまう選手がいて。その時には、ああ、元湘南ベルマーレの選手なのだなあと思って優しく観てもらえれば。身体にしみ込んだものは、そう簡単には消えないという。
K:クセで(笑)
A:そうそう。途中で「ここは湘南じゃない」と気が付いて、スプリントからジョグして誤魔化している様子もスタジアムに来るを観られますよ。湘南ベルマーレの、一生懸命な、まるで高校サッカーのような全力プレーを観に来てもらいたいです。
F:本当に湘南ベルマーレはすごいよ。
K:浦和レッズも、去年はやられましたかね。
A:2018年はパスサッカーをやろうとする姿も見られて。?貴裁監督が海外視察して、トレンドを勉強しては、チームに落とし込んでくれる。そういうのも本当にありがたい。


梅崎司選手の、ここに驚いた

RP:移籍と言えば、2018年は、梅崎司選手が浦和レッズから湘南ベルマーレに移籍しました。
A:とりあえず、梅崎選手はすごくあおる(笑)

一同:アハハハ。
A:ビックリしちゃいましたよ。湘南ベルマーレのサポーターって、本当にブーイングをしないのですよ。Jリーグで一番しないと言っても良いかと。負けても、お疲れ様という感じで。選手を温かい目で見ているというか、優しいので、ブーイングをやり慣れずに。だから、ブーイングに限らず、梅崎選手がもっと盛り上げれ!!ってあおると、どう反応して良いのかが分からず(笑)。
RP:今季の梅崎選手は最年長なのですよね。
A:そうです。そんな梅崎選手が、まるで“新人のような”ことを言っていたので、印象に残っていることがありまして。どのクラブも、勝った試合のあと、テレビ中継やスタジアムに流れるヒーローインタビューを受けて、その後にサポーターのところへやってきて一礼するじゃないですか。湘南では拡声器を使ってメッセージを伝えるのですよ。それをやるのが、どうやら梅崎選手は初めてだったようで、もうビックリしていて。拡声器を使った時に「ここ(湘南)はビッグクラブじゃないんだな」と感じたみたい(笑)
一同:アハハハ

K:浦和レッズでは喋らないですもんね。
F:えっ、選手は喋らないの?ヒーローインタビューだけ?へえ!!フロンターレも、拡声器は使いますよ。絶対に選手が喋るし、おそらくだけど、拡声器にマイクが付いているのか、スタジアムのスピーカーからも聞こえているような気がするくらい、よく聞こえる。
A:うち、そんな良い機能は使っていない(笑)
一同:アハハハハ!
K:フロンターレは、もともと「これを言います」というのを収録して流しているんじゃない?
F:違うわ!
K:でも、良いな。優しいチームは大好きです。
A:年齢層も高いですしね。
F:そのイメージがあるかもしれない。
A:湘南ベルマーレがスタジアムでインタビューを受けると、ほぼ、おじさん、おばさん(笑)。若い子はいないの?という感じ。昔ながらの市民クラブという感じですよね。
K:試合のあとに選手がサポーターと打ち上げに行きそうな雰囲気ですよね。
A:行けそう!
K:すごく良い雰囲気だよね。川崎フロンターレよりも、地域密着型だしね。
F:フロンターレの地域密着は、小学校6年生の算数ドリルを川崎市と共同で作成して、そこには選手の写真が入っていて。小さい時から親しみを持てるというか、フロンターレの存在を知っているから、大人になるまで好きでいてくれると思う。
K:根付いているのですね。


聞き手:(有賀久子)
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