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REDSPRESS EYES|今季限りで退任する土田尚史GKコーチの思い。浦和GKに受け継がれる文化|レッズプレス!!

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今季限りで退任する土田尚史GKコーチの思い。浦和GKに受け継がれる文化

Jリーグが開幕する前から、浦和レッズの最前線で奮闘し続けた土田尚史GKコーチ。今季限りで現場を離れ、クラブスタッフになることが発表された。クラブを見てきて感じたものは、受け継いできたものは、そして今後について…。土田さんに聞いた。



26年通い続けた大原サッカー場は、スタジアムのようだった。まるで駒場のような、まるで埼スタのような、そんな錯覚を起こすほどのパワーがそこにあった。練習場を埋めつくすほどの数多くの段幕とフラッグ、たくさんの歓声と野太い声に包まれての通常練習。今季限りでGKコーチを退く土田尚史さんは「これが“浦和レッズ”だ」と強く感じ、サポーターたちから発せられる熱を全身で浴びていた。

「今年最後の大会。天皇杯の準決勝、決勝で、サポーターの皆さんが作ってくれた試合前の雰囲気は、本当にすごかった。オズワルドさんがリクエストしたこと以上の景色を僕らに見せてくれた。サポーターとピッチとの、この距離感。これが“浦和レッズ”だと思う。両者が同じ方向を向いた時のパワーは、本当にすごい。浦和レッズでなければできないことだと改めて感じた」(土田尚史/取材日=12月19日)

チームは天皇杯で優勝し、来季のACL出場権を手にして2018シーズンを締めくくった。その翌日からは早くも、来季にむけた情報が次々に発表された。

12月13日の夕方、土田尚史GKコーチの退任が伝えられた。

レッズプレス!!は12月19日(水)、クラブハウスを訪ね、土田さんに30分ほど時間をもらった。練習場の芝には養生シートが掛けられ、1月の始動を待っていた。普段は選手の声で賑やかなクラブハウスの中も、年末業務に励むスタッフの姿があるだけでひっそりとしていた。

自らの運転でクラブハウスにやってきた土田さんは、駐車場に愛車を停めると、すぐに筆者が待つ2階のサポーターズカフェへやってきた。

「きのうは、人間ドックを受けてさ」とそんな会話をしながら、取材は始まった。土田さんには、選手時代にゴールマウスを守ってきた浦和駒場スタジアムのジオラマを前に座って頂いた。・・・・・・

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