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試合レポート|2016プレナスなでしこリーグ1部レギュラーシリーズ第8節・伊賀フットボールクラブくノ一戦=監督&選手コメント|レッズプレス!!

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2016プレナスなでしこリーグ1部レギュラーシリーズ第8節・伊賀フットボールクラブくノ一戦=監督&選手コメント

《吉田靖監督》
次に負けたら危機的な状況になると思っていたので、何としても勝つんだ、その執念を持ってやれと選手に伝えていた。勝って嬉しいが、今の状況で本当に喜んでいて良いとは思っていない。今は、もう次のことを考えている。

きょうは内容どうこうではなく、勝つことだけを意識し、とにかく絶対に勝つんだとそれだけを選手に伝えていた。内容自体はあまり良くない。実際にはボールを動かせなかった。我々が理想とするサッカーからは程遠くて、ボールをうまく動かして崩すことはできなかった。内容はあまり良いものではなかった。

(その中で勝つために)ずっとセットプレーを練習してきた。そういう意味でもセットプレーで得点できて良かった。最後は守備を固めた。相手が背の高い選手を入れてきたので、本当は残り10分ぐらいの予定だったが、ボールを放り込まれるようになった時、だんだんと苦しい状況が続いたのですぐに時間を割いた。後ろの人数を入れた方が間違いなく安定するから。こういう状況の時に一番点を取れるのはセットプレー。とにかく今週は試合間隔がなかったので、セットプレーを何回も繰り返した。

がけっぷちは変わらない。2部に落としてはいけないので、何としても次も絶対に勝つことでやっていきたい。1回勝っただけではダメ。まだまだ最下位だし、このままでは入れ替えになってしまう。ある程度のところまで勝ち点を稼がなければ落ち着ける状況ではない。

長船加奈
きのう、セットプレーの攻撃の練習をし、良い感じで出来ていた。きょうは試合が始まる前から(セットプレーで)点が取れる気がしていた。CKさえ取れれば、点は取れるかなという感じがあったので良かった。

1−0の時間帯で5バックにし、(高畑)志帆中心に真ん中を固めることが出来ていた。相手も蹴ってくるだけだったし、あまり怖さがなかったので良かった。(外国籍選手のキープレーヤーへの対応は)きょうは分かりやすく相手にキープレーヤーがいたし、そこにボールを当ててくるとわかっていたので、そこをうまくチャレンジ&カバーしながら潰せたかなと思う。
この勝利は、今までで一番うれしかったんじゃないかというくらい。勝手に涙が出るくらいうれしかった。長かった。

ただ、まだまだ続くし、最下位であることに変わりはないので、きょうのように粘り強い戦いができればと思う。そうすれば、勢いをつけることができるかな。きょうの勢いを糧にしてまた積み上げていきたい。1つ1つの課題を地道につぶしていきたい。それにしても苦しかった。これを笑って話せるようにやっていけたらと思う。この勝ちが無駄にならないようにしていければ。

《平尾知佳》
自分自身、試合勘が全然戻っていない状態でベガルタ仙台レディース戦を迎えたが、その中でも自分が主導権を持って守っていけたら勝てる試合だったかなと思うので、きょうはその反省を生かし、自分からアクションを起こし、みんなにちゃんと話をして、意思疎通が出来るようにきょうの日を迎えた。そうしたら、勝つことができた。

きのう、セットプレーの攻撃をすごく何回も何回もやったので、自分たちの自信になったし、今回また決めることができて、それもまた自分たちの自信になった。次にまたセットプレーがあったら、それも決めていきたい。

(5バックは)後ろの5人は大きくて、競り負けることはないと思っていたので、自分はもし、ボールが抜けてきた時にも良い準備をし、止められるようにと意識していた。ゼロで抑えることができていなかったので、抑えたことでこれが自信になったと思う。次の試合もゼロで抑えられたら。

目指しているところは、なでしこジャパンになること。1戦1戦、自分が出たら最大限のアピールができるように、自分の長所を見せられるように、1戦1戦戦っていきたい。

高畑志帆
初勝利がこんなにも遅くなってしまったことを申し訳なく思う気持ちと、1つ勝てたことにホッとしている。ただ、ここからだなと思った。

ここ数日間、セットプレーの練習が多く、自分たちは流れの中からの得点はもちろんのこと、セットプレーでも点を取っていかなければいけないと再認識して臨んでいた。結果、こういう形で点を取れたのでチームとして良かった。後半の戦い方には課題がある。

ただ、チーム全員でやることを、声を掛け合いながらやれたことで無失点につながったと思う。もっと連携を強めていかなければいけないし、課題をしっかりと自分たちの成果につなげていけるように、後ろから意識してやっていかなければいけないと感じた。やるのは自分たちだし、このような状況にしてしまったのは自分たち。何をやるにも自分たちが変わらなければ状況は変わらない。

加藤千佳
自分は何もしていないが、勝って良かった。前半はあまりボールに触れず、自分を越えてしまうことが多く、セカンドボールへの意識を持っていた。ワイドをもう少し取りたかったが、前半はなかなか取れなかった。後半になってワイドにポジション取りができるようになり、個人的にやりやすくなった。

ともかく勝てて良かった。次のジェフ千葉にも勝ちたい。(6連敗中は)結構6連敗は精神的にきていて、だけど、毎試合毎試合勝つぞ、勝つぞと気持ちを高め合いながらやっていた。やっと勝つことができ、ここからは勝って波に乗っていくしかないので、次も最後まで諦めず、泥臭くても勝ちにこだわっていきたい。

《北川ひかる》
自分の持ち味であるサイドを上がってクロスボールを上げるところが、最初からうまく出来た。そこは自信を持って行けるのではと最後までやり続けた。逆サイドから展開し、自分が高い位置を取ることはチームとしてやり続けてきたこと。自分が積極的にボールを受けに行くことで、周りもボールを出してくれたので、それが良かった。

1点取ったところから守りに入ったところもあり、その分、守備をすることが多かったが、1対1の対応で負けてしまったら相手にクロスボールをあげられてしまうと思ったし、それは避けたいと思った。そこは体を当てて、ファールになったこともあったが、気にせずにしっかりと守備が出来て良かった。自分はまだ攻めたいという気持ちもあったが、(5バックのところは)監督の指示に従った。

(セットプレーは)中にヘディングが強い選手がいるし、少しボールがずれてもヘディングで競り勝ってくれるというところがあるので、できるだけ自分がその選手に合わせるように意識してプレーしている。自分はきのう学校があったので練習に参加できなかった。きょうのミーティングで自分のところのやり方を教えてもらって臨んだ。うまくいったので良かった。連戦で体に疲れもあって、きついと思うこともあったが、ここで負けてはいられなかったし、その気持ちの方が強くて勝利につながった。だから、走りきることもできたと思う。きょうは失うものがなかった。負けるとか考えず、どんな相手でも潰せるというか、勝てるという気持ちがしていた。

《後藤三知》
1点差での投入、やることは明確だった。自分の仕事をすることに集中するだけだった。きょうに関しては、自分たちから勝ちに行くところを出せたと思うが、本当に着実に強くなっていくためには、自分自身もチームも、やらなければいけないことがあると思う。勝ち点を積み重ねながら、その課題に目をそらさずにやらなければいけないと思っている。

《吉良知夏》
まずは勝てて良かった。内容よりも1勝することが今、このチームに必要だと思ったので、結果がついてきて良かった。前半から蹴り急いでいる部分もあれば、落ち着いて出来ている部分もあった。その判断が今後の課題だと思うが、全体的にポジショニングが遅かったかなと思う。そこをやらなければ、次のジェフ千葉戦はもっと厳しい試合になると思う。蹴り合いにならないように改善したい。千葉戦はセカンドボールを拾えないと厳しい試合になると思う。きょうは勝てて良かったが、きょうみたいな試合をしているようでは勝てないと思っているので、次に切り替えていきたい。

セットプレーはだいぶ練習した。前日に時間を使い、良いイメージできょうを迎えられたので、結果として出て良かった。きょうのミーティングで、北川のところは確認した。志帆さんと船ちゃんが入りやすいところに蹴ることになっていたが、今回、セカンドボールからだったが得点という形になって良かった。きょうもまた大勢の方がスタジアムへ駆けつけてきてくれた。こういう状況でも応援してくれるサポーターがたくさんいる。きょうはたくさんの方が喜んでくれたので、また同じ風景を見たいというか、また笑って帰ってもらいたいので、この1週間をしっかりと準備したい。

《臼井理恵》
やっと勝てた試合に出られた。試合に出られたことが何よりで、ようやく今シーズンが始まった感じ。勝てて良かった。5バックにするということで、監督がこの1点を守りきるという考えであることはみんなも分かっていた。それを練習でやっているわけではないが、しっかりと選手間で分かっていた。監督からはただボールを弾き、前の選手がきつくなる状態にならないように、ボールをつなげる時はつないでいくようにという指示はあった。相手の外国籍選手はスピードとパワーがあるので、その対応をしつつ落ち着いてプレーできた。そこでキープ力のある(後藤)三知が入り、落ち着いてできた。

きょうは死ぬ気でやるしかないんだという、最後は気持ちを大事にしていた。志帆の得点もだが、みんなで勝ち点3をつかみとる、奪いに取りに行くことがプレーにも出ていて誇らしかったし、そこに自分もスタメンとして食い込んでいかなければという想いにもなった。クローザーとして出場するだけではなく、先発として使ってもらえるように月曜からアピールしていかなければ。ただ、きょうはただただ勝ってホッとした。苦しい想いはみんな一緒。志帆がゴール後にああいう風にベンチのところに来てくれると嬉しいし、監督もチーム一丸だと言っているが、今は(こういう結果だが)良い雰囲気だと思う。サブ組がまたメンバーを脅かせるようにしっかりとアピールしたい。若い選手が多いので、自分が引っ張っていきたい。
(有賀久子)

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