(有賀久子)
[高円宮妃杯決勝]主将・眞?玲愛、この悔しさをユースチームで
三菱重工浦和レッズレディースシ?ュニアユースでキャプテンを務める眞?玲愛(まさき・あきな)は、年代別代表にも選出されている。涙を拭って、気丈に質問に答えようとするも、百武江梨監督への思いや仲間とプレーした日々を振り返ると、大粒の涙がこぼれ落ちた。
「この1年間、優勝するためにみんなで練習を重ねてきたので、優勝できなかったのは悔しいですけど、それまでの練習の成果とかを試合で出せたので良かったです」と話した。
試合は2分、56分に浦和が得点を奪い、2対0でリードしてから2失点。追いつかれた。「守備では、声を掛けながらGKとの連係を途中までしていたんですけど、気の抜けた部分で裏をつかれて失点してしまった。2点とって、少し油断していた部分もあったかと思って、ちょっとやばいなと焦り始めてしまっていました」と振り返る。
特に80+3分の失点は、チーム全体として気落ちしても仕方がない展開だ。それでも、浦和は最後まで諦めずに戦う姿を見せてくれた。キャプテンとして眞?は「みんなに声を掛け合い、やれたので良かったです。延長戦の前半は、みんな、気持ちを切り替えようと思って試合に入りました。ただ、後半、スキをつかれて失点してしまったのは、課題だなと思いました」と挙げた。
「(百武監督は)3年間、自分たちを指導してくれたので……(涙)。すみません……。指導してくれたので、優勝して終わりたいっていう気持ちがあったので、優勝させてあげられなくて、すごく悔しいです。ユースに上がる子たちが少なくて、絶対に笑顔で終わろうと言っていたので、笑顔で終われず、悔し涙を流してしまいました。(スタンドのサポーター、藤?智子の姿があったり)今日はトップの人たちとか、ユースの人たちが応援に来てくれたので、緊張感もあったんですけど、自分たちのサッカーをやろうとしました。勝利を届けられなくて、すごく悔しい気持ちがいっぱいです」と涙ながらに話した。
眞?はレッズレディースユースに昇格する。「この悔しさを、来年の全国大会とかに向けて、一生懸命に練習して、次は全国優勝できると良いなって思います」と2025年以降に思いを高めた。
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